施設案内

小栗風葉碑

三の丸会館の裏手では、豊橋ゆかりの作家「小栗風葉」の碑を見学することが出来ます。 小栗風葉は、明治33年豊橋市の加藤家の養子となり、その後も東京で活躍しましたが、明治43年に豊橋に戻り、大正15年に亡くなるまでの間を豊橋で過ごしました。作品の中にも豊橋の風景が多く登場します。この碑は没後50年を記念して、建立されました。

落ち着いた茶席でお抹茶とともに季節に応じた和菓子をお楽しみください。障子を開ければゆったり蛇行する豊川の風景も楽しめます。

當もなく小迷ひ歩いて居る内に、村の外れの豊川堤へ出て了つた。
爰からは石巻山の嶮峭な姿が眞面に麓の生根まで見えて、
其の少し北寄に、大人しい薄藍の本宮山が朝日を浴びて
スッキリ聳つて居る。

「靑春」より